マイホームは雨露や紫外線から室内にいる住人を守っており、ことに外壁や屋根などはこうしたやっかいな存在からのバリアとなっています。ところが室内というのは完全に外界から遮断されているわけではなく、窓やドアのような開口部が例外的に設けられている点には注意しておかなければなりません。こうしたところは十分なバリアとして働かない場合が多く、雨漏りやすきま風の原因となって室内の快適性をそこなってしまいます。そこで検討したいのが窓のリフォームですが、新築であればともかくとしても、そこから10年、15年程度も経過すればかなりの劣化が進んでいるとみられますので、少なくとも点検だけはしておきたいものです。
点検とはいっても単純な目視だけではなかなか状況がつかめない部分もありますので、専門家に依頼してくわしく調べてもらうのがよいでしょう。こうした点検を経た上での窓のリフォームには、いくつかのメリットがあります。たとえばリフォームによってすき間などが解消されれば、断熱効果が高まり、夏は涼しく冬はあたたかい快適な空間となります。冷房や暖房の効率も高まりますので、電気代なども含めたトータルでみれば、決して余計な出費ではありません。
またペアガラスなどもともとの断熱性能の高さをうたっている窓もありますので、せっかくのリフォームの機会に、こうしたグレードの高い部材と交換をしてみるのもよい方法です。機能面だけではなく、デザインもアップデートして気分をリフレッシュできるところも魅力といえます。
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